Notes on Āraŝ-e Kamāngīr アーラシュ資料まとめと覚書
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「FGO」「Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ」に登場する古代ペルシャの弓兵アーラシュについての一次資料があまりにも少なくて、自分にも読めて1行でも記述があるものを探し回って読んだ(主に著作権の切れた英訳・仏訳)結果をまとめて引用翻訳紹介(あと与太話的な他資料との関連付け)しています。 A5判、本文70ページです。 アーラシュに言及のある14種類の資料(主にイスラーム化後の歴史書)からの計24か所の引用(アーラシュの行いの記述が13か所、それ以外の言及や比喩などが11か所)と、登場する地名の地図と参考文献リストが含まれています。アーラシュを題材にした現代イランの作品2つにも触れています。また昔自分が読んでわからなかった箇所にはなるべく注を付けるなどしてみました。 Fateでの設定との関連には触れておらず、全体の構成としては「資料を古い順に読むとアーラシュ説話の成り立ちが見え……見え……る? か?」みたいな感じです。個人的なハイライトは「アーラシュに兄弟がいたかもしれない」「アーラシュの子孫を名乗るペルシャの貴族がいたかもしれない」「アーラシュの話をよくする(当社比)ペルシャの王様がいたかもしれない」というあたりです。 ちなみにアーラシュへの言及が(ほぼ)1行で終わるのは24か所中9か所ほどですが、その多くが後世の人物による言及あるいは比喩の中で、それはそれで後世にどう伝えられているかという側面でなかなか興味深い内容が含まれていたりします。 より具体的な内容についてはサンプルをご確認ください。 かつてこういった↓資料まとめを作っていました https://togetter.com/li/1038347 が、その頃からいつか本の形にしたいなと思っており、ようやく実現したものとなります。 今回はアーラシュに直接言及のある資料のみまとめており、またFate設定との関連の話をしていないので、そのうちそういった方向性の本も作れるといいなと思っています。
目次
地図 はじめに アヴェスター フラワルディーン月ホルダード日の事績 長史(ディーナワリー) 預言者と王の歴史(タバリー) 歴史書(バルアミー) 創始と歴史(マクディスィー) 過去の痕跡(ビールーニー) 王書(フェルドゥスィー) 列王史精髄(サアーリビー) ヴィースとラーミーン(グルガーニー) 史話要説 ノウルーズの書 タバリスターン史(イブン・イスファンディヤール) 清浄園(ミールホーンド) まとめ 参考資料 おわりに 表紙は背景がペルシャの建築で利用されるギリー・タイル(カラーリングはイスラム建築のターコイズドームのタイルの色を真似ました)、飾り罫が文字を装飾として用いるバンナーイでペルシャ文字での「射手のアーラシュ」という文言を図案化したものです。







